コーヒーライブラリー
コーヒーの木には種類がある?コーヒーの木には多くの種類が有りますが、現在商業的に栽培されているのは、「アラビカ種」「ロブスタ種」の2種です。他に「リベリカ種」というものもあります。コーヒー屋にとってどの原種の流れをくんだコーヒー生豆を入荷するかはとても重要なことになります。種によって味の系統があるからです。 例えばストレートコーヒーとして評価が低いロブスタ種ですが、時にアラビカ種で構成したブレンドコーヒーの隠し味にごく少量を混ぜるととても奥深い味に変化します。 「いつもコーヒー」でも生豆を入荷する際はこの種類に気をつけています。実際には種類の他に収穫大陸、精製方法なども注意していますが、実際に焙煎してテイスティングしてみないと結果が分からないというのが実状です。 日常的にコーヒーが飲まれて世界的に安定的した供給となっていますので、普段あまり気にしないことですが不作もあれば豊作の年もある、自然の恵みから得られる”農作物”だからというのが大きな理由となります。 つやのある青々とした葉は生命力を感じさせ、美しく白い花が咲き、収穫時期には真っ赤な情熱的な実を宿ります。その真っ赤な実を象徴するような歴史的な背景にもまれて成長したコーヒー豆が、おいしいコーヒーとして今カップに注がれています。自然の恵みに感謝です。 ■アラビカ種 世界の多くの国で生産されており、コーヒーのおよそ3分の2がアラビカ種です。アビシニア(現、エチオピア)が原産地だといわれています。高地で栽培され気象条件や病害虫の影響を受けやすい品種です。酸味と香りが特徴です。 ■ロブスタ種(カネフォラ種とも言います) 低地でも栽培され病害虫の影響を受けづらい品種です。苦味とコクが特徴で、19世紀にコンゴ奥地で発見されたのが始まりです。 ■リベリカ種 西アフリカが原産の品種です。ごく一部の地域でしか栽培されておらず、栽培地域内だけで消費されています。 |